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MFT(口腔筋機能療法)

MFT(口腔筋機能療法)とは

MFTとは咀嚼・嚥下・発音・舌位・口唇位・呼吸などの口腔機能の改善を目指し、口腔周囲の筋肉や舌の筋肉を訓練することで、舌の突出癖や口呼吸により弛緩した唇を舌や唇を訓練することで調和のとれた状態にしそれを維持する療法です。 矯正治療は歯並びを整えることをしますが、筋肉調和がとれていない状態はせっかく並べた歯並びを崩してしまう事になります。筋機能療法を行う事で後戻りを防ぐことができます。

MFTトレーニングの進め方


1、診断
診断

歯科医師による診断を行います。
検査によってどの機能が問題を起こしているのか診断を行います。またトレーニングの必要性の確認を行います。


2、歯科衛生士によるレッスン
練習

トレーニングは一ヶ月に一回程度来院して頂きワークブックに従って、歯科衛生士が患者様一人でもできるようになるまでトレーニングします。


3、家庭での練習
家庭

毎日根気よくトレーニングすることで効果が現れます。無意識に適切な筋肉の使い方ができるようにします。1日3回のトレーニングが理想的です、一回10分程度でも大丈夫です。
お子様が小さい場合はできる限り保護者が見てあげれると良いです。


※開始時期について、小学低学年から治療を開始することが可能ですが開始時期に制限はありません。

MFT レッスン方法

※使用するもの

  • 1、手鏡
  • 2、木製のステック(アイスクリームの棒など)
  • 3、ストロー
  • 4、スプレー(霧吹きのボトル)
  • 5、ボタンとタコ糸

①スポットポジション 5回~10回

普段の自然な状態(安静時)や飲み込む時(嚥下時)に舌尖が触れるスポットの位置を正確に覚えます。この位置がずれていると歯並びが悪くなる原因を作ります。

  • 1、口を大きく開けて、ステックをスポットに押し当てて5つ数えます。
  • 2、ステックを外し、舌先を丸めずに尖らせてスポットにつけて5つ数えます。 これを交互に5回繰り返します。

②ポッピング 5回~10回

舌を持ち上げる筋肉を強化します。

  • 1、舌先をスポットにつけて、舌全体を上あごに吸い上げます。
  • 2、口を大きく開けて、舌小帯を出来るだけ伸ばします。3〜5秒
  • 3、舌で上顎をはじくように、「ポン」と音を立てます。5回~10回

③バイト

噛むときに使う筋肉を強化します。

  • 1、舌先をスポットにつけて頬に手を当てます。
  • 2、奥歯で噛み締めて、筋肉が緊張して硬くなるのを手で確認します。
  • 3、舌先をスポットにつけたまま力を抜いて休みます。
  • 4、こめかみと耳の上に指を置いてそれぞれを行います。

④スラープスワロー

嚥下の練習をします。

  • 1、スプレーの水を、口の脇から奥歯の方向へシュッとひと吹きます。
  • 2、音を立てて水を吸い込みます。
  • 3、後ろに水を集めて奥歯を噛んだまま飲み込みます。5回~10回

⑤ポスチャー

舌を上あごに付けることを習慣化します。

  • 1、舌先をスポットにつけて舌全体を上あごに吸い上げてストローを上顎犬歯におきます。
  • 2、奥歯を噛み合わせて、唇を閉じます。